笑いをとることについて

バラエティー番組が好きでよく観る。昔からお笑いは好きだった。クラスで人気者なのも面白い人だった。小学生の頃は足が速いやつが人気だったが、いつの間にか面白いやつが人気になっていった。中学生の頃からそれは顕著で、僕はそれを羨ましく思っていた。

僕はお笑いは好きだったけど、笑いをとることに関しては全くダメだった。人前でおかしな事を言うのが恥ずかしいのも多少はあるが、自分のキャラクター的にボケをボケと思われない節があった。真面目なやつ。大人しい、大人っぽいやつ。そんな奴が突然にボケたら誰だって面食らうのが正しいリアクションだろう。自分はなかなかその壁を破れなかったし、いまだに破れていない自覚がある。

ただ、昔に比べたら少しマシになったとは思っている。雑談でちょっと笑いに繋がりそうなところがあればツッコミを入れる。これなら真面目なキャラクターにマッチしていると思った。最近、彼女がツッコミを褒めてくれた。ワードセンスがよくて面白いと言われた。だいぶ下駄を履かせてもらった評価だと思うが、悪い気はしなかった。中学生の頃、笑いが好きなのに笑いと程遠いコミュニケーションをしていた僕に、いつか笑いで評価してもらえる日が来る事を教えてあげたい。当時悩んだことは無駄ではないし、お笑いが好きでテレビ番組とかからインプットした事は役に立っている。

結局、僕がお笑いから学んだ事は「継続は力なり」と言う事なのかもしれない。